水素点滴療法
多くの⼈が知るようになった『⽔素』『⽔素⽔』という⾔葉ですが、⽔素の医学利⽤は⽇本医⼤の太⽥教授が2007年に雑誌『Nature』に発表した論⽂が最初です。多くの疾患原因を探る中、カラダのエネルギー⼯場であるミトコンドリアから、どうしても発⽣してしまう『活性酸素』がDNA、細胞、組織を破壊し、それによる機能障害/イレギュラーが数々の疾患を引き起こすことが解ってきました。以前より、活性酸素が全ての病気や⽼化の原因であることは考えられており、それが「ビタミンC」「フラボノイド」といった抗酸化物質が病気の予防/治療に有効だとされてきました。
⽔素は数ある抗酸化物質の中で『最も優秀な抗酸化物質』ということがわかり、それが治療として使われ始めたのは極最近のことです。
⽔素は本来『ガス』であるため、これを吸⼊する治療法が模索されましたが、現在はその治療に加え『他の物質に⽔素ガスをとけ込ます/吸蔵する』 という⽅法によって点滴、⼊浴、サプリメントといった治療が可能になりました。
2021年1月現在、国内で先進医療として「水素ガス吸入療法」が承認されています。水素は日本国内でも注目されている治療の一つです。
水素点滴療法を
おすすめしたい方
- ・よりパフォーマンスを上げたい健康な方から疾病レベルの方まで全て
- ・高濃度ビタミンC点滴が血管痛によりできない方は、水素を入れることにとり血管痛が軽減され、
困難なく高濃度ビタミンC点滴ができるようになります。
水素点滴療法について
水素点滴療法の内容
点滴。他全ての点滴メニューに水素を添加することが可能です。
当院の水素点滴は99.999%の水素を飽和させた水素点滴および水素吸入装置を導入しております。
水素点滴療法の適応症
- ・脳神経疾患:アルツハイマー型認知症、パーキンソン病、脳梗塞や脳梗塞後遺症など
- ・循環器疾患:動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、心停止など
- ・骨関節疾患:関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症など
- ・代謝性疾患:糖尿病、メタボリックシンドロームなど
- ・肝疾患:アルコール性肝炎、B型肝炎、C型肝炎、脂肪肝
治療回数・期間
水素点滴療法の回数・期間
来院頻度 | 週に1回程度〜 |
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来院回数 | 都度 |
1回あたりの所要時間 | 30分〜90分 |
禁忌
なし
水素点滴療法
に伴う一般的なリスク・副作用
水素分子は活性酸素と結合し、「水」を発生します。現在までのところ重篤な副作用は認められていませんが、点滴の際は生理食塩水を使用するため、心疾患は高血圧のある場合はお申し出ください。吸入での副作用の報告はありません。
諸外国でも抗酸化、抗炎症を目的として臨床応用された報告において重篤な副作用の報告はありません。
この治療での検査は問診・採血にて行います。
医療行為の中では比較的安全性の高い手技ですが、稀に合併症が起きることがあります。
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・皮下血腫
穿刺時や止血が不十分な場合に起こります。圧迫止血を行います。
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・アレルギー反応
アルコール消毒やラテックス(ゴム手袋)により、かゆみや発疹などのアレルギー症状が出現する場合があります。過去にアレルギー症状が出現した経験がある方は必ずお申し出ください。
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・神経損傷
穿刺時に手指の痺れや、いつもと違う強い痛みが起こる場合があります。このような症状が現れましたら、直ちに中止いたしますので、お申し出ください。通常の採血行為では太い神経を損傷させる可能性は低いですが一時的~数日違和感が残る場合があります。
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・血管迷走神経反射 (採血時のみ)
自律神経系が失調し、血圧や心拍数が下がることで、脳の血液循環量が低下する症状をいいます。過度の緊張、恐怖感、不安、痛みにより誘発されます。気分不快、発汗、頭痛、吐き気、めまい(たちくらみ)、極端な場合は意識消失などが起こります。院内で横になっていただくなどの対応をいたします。
水素点滴療法の注意
なし
未承認医薬品であることの
明示・入手経路等
現在、大学等で水素分子を使用した治療が様々な分野で行われていますが、現時点で厚生労働省の承認を受けてはいません。
当院は臨床水素治療研究会 会員施設として、同研究会が製造している水素ガスおよび水素デバイスなどを使用しています。
国内の承認医薬品等の有無
本治療に使用できる同一の性能を有する他の国内承認医薬品はありません。
諸外国における安全性等に
関わる情報の明示
臨床水素研究会のページをご参考ください。
https://h2-therapy.com/blog