オーソモレキュラー療法
⼈間の⾝体は、⽣体恒常性を保ち、病気にならないようにするという強⼒な⾃然治癒⼒を持っています。
オーソモレキュラーとは、従来の栄養学とは異なり、栄養素(適切な⾷事やサプリメント・点滴・糖質コントロール)を⽤いて、私たちの⾝体を構成する約60兆個の細胞の働きを向上させて、⾃然治癒⼒を⾼め、医学的には証明されない⾝体の不調を改善すると共に、様々な病気の予防を⽬的とした医療です。
⼈間の⾝体機能を常に⼀定に保とうとする⽣体恒常性(ホメオスタシス)は、⾷事から得られる栄養素により保たれています。栄養素のバランスが崩れていたり偏っていたりすると、細胞レベルの栄養不良が起きてしまい、そのような細胞はやがて病気を引き起こしてしまいます。そこに紫外線や様々な⽇常のストレスが加わることで起こる酸化(錆び付き)や、糖分や炭⽔化物の摂り過ぎによる糖化(変性タンパク質)により、シミやシワといった⽼化が促進されていきます。
また、タンパク質やビタミンは、脳内物質の⽣産や⾃律神経の調整にも⼤きく関与していることから精神や⼼のあり⽅にも⼤きく影響していることがわかってきました。当院では⽣体恒常性を正常なものとなるように導いていきます。
オーソモレキュラー療法を
おすすめしたい方
- ・病気になりたくない方
- ・健康で居たい方
- ・自分自身の食事の摂り方や量が適切かどうか知りたい方
オーソモレキュラー療法について
オーソモレキュラー療法の内容
⾎液検査で⾎液成分の⼩さな乱れを70項⽬以上に及ぶ⾎液検査により、⼀般的な⾎液検査の基準値とは違う分⼦整合栄養医学に基づいた基準値で分析します。
⾝体の細胞レべルの栄養状態を詳しく把握することから始まり、⾜りない栄養素はその必要量を的確にサプリメント(栄養補助⾷品)で補給し、多過ぎる分は抑制することで⾝体を健全な状態に導いていきます。最終的にはサプリメントだけに頼らない、⽇常の⾷事からの栄養摂取を⽬標にします。
当院のオーソモレキュラー治療の特徴
- ・医師または歯科医師が血液データの栄養解析を行い、食事指導とサプリメント処方を行います。
- ・オーソモレキュラー栄養カウンセラーが食事の取り方やサプリメントの摂り方について、
丁寧にカウンセリングを行います。 - ・検査結果のカウンセリング後、1〜3ヶ月以内にフォローアップカウンセリングを行います。
オーソモレキュラー療法の流れ
STEP1 | 問診・検査
受付にて問診票に症状などをご記入いただき、記入内容をもとに患者の皆様のお悩みをお聞きします。当日、約13mlの採血をします。
当日は次回のアポイントにお取りになっていただき、お帰りいただきます。
STEP2 | 結果説明
採血の結果をご説明をいたします。所要時間は1時間程度です。
医師または歯科医師が血液データの栄養解析を行い、食事指導とサプリメント処方を行います。オーソモレキュラー栄養カウンセラーが食事の取り方やサプリメントの摂り方について、お伝えします。
STEP3 | フォローアップ
STEP2の結果説明から1〜3ヶ月後に来院またはオンラインで、オーソモレキュラー栄養カウンセラーがフォローアップカウンセリングを行います。食事の摂り方やサプリメントの摂取状況をカウンセリングし、サプリメントの処方や食事療法の見直しを行います。
STEP4 | 再評価
初回検査から半年〜1年後に採血を再度行い、血液データの変化を再評価します。
STEP2〜4を定期的に行い健康管理を継続的に行います。
治療回数・期間
オーソモレキュラー療法の回数・期間
期間 | 1年以上 |
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来院回数 | 2回以上 |
1回あたりの所要時間 | 30分〜60分 |
禁忌
なし
オーソモレキュラー療法
に伴う一般的なリスク・副作用
この治療での検査は問診・採血にて行います。
医療行為の中では比較的安全性の高い手技ですが、稀に合併症が起きることがあります。
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・皮下血腫
穿刺時や止血が不十分な場合に起こります。圧迫止血を行います。
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・アレルギー反応
アルコール消毒やラテックス(ゴム手袋)により、かゆみや発疹などのアレルギー症状が出現する場合があります。過去にアレルギー症状が出現した経験がある方は必ずお申し出ください。
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・神経損傷
穿刺時に手指の痺れや、いつもと違う強い痛みが起こる場合があります。このような症状が現れましたら、直ちに中止いたしますので、お申し出ください。通常の採血行為では太い神経を損傷させる可能性は低いですが一時的~数日違和感が残る場合があります。
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・血管迷走神経反射 (採血時のみ)
自律神経系が失調し、血圧や心拍数が下がることで、脳の血液循環量が低下する症状をいいます。過度の緊張、恐怖感、不安、痛みにより誘発されます。気分不快、発汗、頭痛、吐き気、めまい(たちくらみ)、極端な場合は意識消失などが起こります。院内で横になっていただくなどの対応をいたします。
オーソモレキュラー療法後の注意
なし